去る7月11日、
山本作兵衛翁の原画展のほか、地元写真家や
筑豊に色濃く残る
文化遺産にスポットを当て、
田川市石炭・歴史博物館を起点に様々なイベントを行っていく、共同ポケット発案のプロジェクト「チクホウフォーカス2015」が幕を開けました。
オープニングセレモニーでは、
田川市長の合図により、
田川市のシンボルである二本煙突が30数年ぶりに煙を吐くという演出も行われ、参加者のみなさんが、懐かしい風景を見上げながら炭坑節を踊ってくださいました。
まずは、田川でも何かやりますぞ!というアピールができたと思います。
未公開作品を含む作兵衛翁の原画展では、これまでの展示にはなかった、
筑豊文庫を砦とした労働文学運動の父、
上野英信氏との交流を交え、作兵衛さんのお人柄がしのばれるポートレイトも紹介させて頂くことが叶いました。
これは、ひとえに今年2月、「炭鉱」の写真集を出された東京在住の写真家、
本橋成一さんを博物館と共に田川にご案内したツアーなどのご縁が生きたものであり、大変嬉しく感慨深く思います。