チクホウフォーカス

2013年〜共同ポケットの活動記録です。

共同ポケットです。

チクホウフォーカスの企画にあたり、福岡市在住の2人(青木美香/山本剛司)で新たに作った任意団体です。1人より2人。2人でも団体。
2人共、筑豊.田川の出身で、2012年秋ごろから協力して、故郷の炭鉱の歴史や人々の記憶を今に繋ぐバスツアーなどを何度か実施しました。2013年末には【炭都.筑豊イマジネーションツアー】と題し、地元川崎町役場の協力を得て、閉山後の荒野での石炭バーベキューランチを目玉とし、一見、何もない風景の中から歴史の名残に触れ、当時を想像する旅を提案。今もそこで暮らす人々との交流を目的とする異例のバスツアーが予想以上の反響を呼びました。
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福岡市近郊から募集定員を大きく上回る45人が参加。急遽、バスを中型から大型に変更して実施しました。
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共同ポケットの名は、私たちが子供の頃に目にしていた意味のわからない廃墟。それは後に、閉山後の共同石炭島廻炭鉱の遺構と知るのですが、私たちの遊び場であり、秘密基地であった当時は、石炭貯蔵のための施設=通称ポケットからとりました。
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今の筑豊を知りたい人はまだまだいる!イマジネーションツアーの成功でそう確信、手応えを感じた私たちは、福岡市という都会に暮らすからこそ見えてくるものにこだわり、ただ当時を懐かしむだけではない、廃れた故郷に愛着を持てなかった私たち世代だからこそ発信できることをテーマに活動していきたいと考え、その第一弾として、筑豊の映画文化にスポットを当てたチクホウフォーカスを考えました。

やりたいという気持ちだけで走り出した私たちでしたが、同じように筑豊に育ち、またはそうでなくとも、故郷を離れて都会で新しい世界を開く諸先輩方に助けられることばかり。
私たちの想像を超えた、筑豊という特殊な土地に想いを寄せる人々のその懐の大きさ、筑豊という土地の力が持つ求心力、人と人との連帯ネットワークを思い知る日々です。
何かが起きそうな予感。ミラクル!ムーブメント!
ポケットの中の夢は膨らむばかりです。