チクホウフォーカス

2013年〜共同ポケットの活動記録です。

必見!炭鉱人形劇「せんぷりせんじが笑った!」上演イベント開催

8月最後の日曜日30日に、チクホウフォーカス関連イベント第2弾を田川市石炭博物館で開催します。
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1956年、日本炭鉱労働組合が作ったとされる炭鉱の労働者の生活を描いた人形劇が47枚の静止画、幻灯フィルムとして残っていました。
当時、労働者の士気高揚のため、弁士と共に全国上演されていたとか。
筑豊の記録作家•上野英信氏の絵噺「せんぷりせんじが笑った!」が原作。長男、朱さんが遺品の中からフィルムを発見し、2007年、大分県由布院で開かれたゆふいん文化•記録映画祭にて、朱さんと親しくさせて頂いていた青木が、筑豊出身のフリーアナウンサーとして、当時の弁士をイメージしながら台本の台詞を生読みで上演させていただく機会もありました。
翌年にはDVD化され、西日本新聞が記事に、福岡放送がテレビニュースにしてくださり、全国紙では週刊金曜日で、三池の映画を撮られた熊谷監督がコラムを書いて下さいました。
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炭鉱を題材とした人形劇が、どのようにして作られたのか記録はほとんど残っておらず、その背景は謎に包まれたまま。残されたフィルムには、まるで本物と見間違うほど精巧な作りの人形や小道具などで、坑内労働の様子、炭鉱住宅での生活の様子が表現されていて、とても興味深いです。
後に、上野家のアルバムから制作風景を写した写真が見つかりました。
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30日当日は、上野朱さんをお迎えし、この作品に込められた想いを解説していただきながら幻灯を上演いたします。また、原作にそった台本の朗読体験も参加者のみなさまと共に行いたいと思います。きっと当時の筑豊の坑夫たちの生きた言葉が甦ってくると思います。

大変貴重な機会です。夏休みの子どもたちのご参加も大歓迎。
参加は無料ですが、事前のお申し込みを博物館にお願い致します。