チクホウフォーカス

2013年〜共同ポケットの活動記録です。

あなたは必ずみたくなる?

チクホウフォーカスを1人でも多くの方に知ってもらいたいと、日々、いろんな場所に行き、いろんな方とお会いしています。

筑豊出身の私たちは、それが何か詳しくはわからなくとも、物心ついた頃から【せいしゅんのもん】という言葉が身近に聞こえてきました。
なんとなく、麻痺しているわけです。外に出て、地元の話になると年配者に必ず、おお!青春の門か!とあまりにも言われすぎているから。
当時はそれくらい、影響力のあった、地元色の強い映画だったのです。

ところが、ここにきて、あらためて福岡市に住む私たちと同世代の人に、この言葉を投げかけるとまず、???の顔をされます。
だいたい、どんな映画なんですか?
初めて聞きました!青春の門ってなに?と言われます。

うーん、すごく新鮮で面白い!

そのたびに、自分なりの言葉で映画の魅力をひとつひとつ語っていくのですが、この作業がまた、だんだんと快感になりつつあります。
関心持たれ、質問されるって大事。
そのたびにこちらも言葉が整理され、どんどん説明が上達してきます!

話終わると、大抵がにっこり。
へえ!おもしろそう!みてみたい!
となる。

そんな映画です。

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必ず外せない情報、いまや大女優、大竹しのぶのデビュー作。主役の田中健さんとの初々しいラブシーン


原作五木寛之さんに問いたい。筑豊を舞台に1人の少年の成長が描かれていくという話に、そもそもなんで青春の門とつけたのかな

青春といえば、なにかやはり、森田健作じみた、押しつけがましいような気恥ずかしいような、青臭い春であります。青春時代という歌もあったことだし、昭和の香り全開です。
そして、門。
羅生門でも登竜門でも、もちろん肉体の門でも、ない。
門=ゲート、ぐくりぬけるところ。通過点。

当時の、この映画のキャッチコピーは
【人はどのようにして、青春の門をくぐり抜けてゆくのだろう】
です。

とっくに忘れかけていた、青臭さを
9月の夜にご一緒に