チクホウフォーカス

2013年〜共同ポケットの活動記録です。

本橋さんと巡る田川ツアー/作兵衛翁自宅跡 編

みんなでホルモン鍋をつついた後は、石炭博物館が用意してくださった12人乗りのバンに乗り込み、共同ポケット山本が組んだコースに沿って本橋さんをご案内しました。
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 三角すいのボタ山はなくなってしまいましたが、田川には炭鉱の面影がしのばれる場所がいくつか残っています。が、それは意識しなければ今やほとんど気づかれることがありません。それは住宅地の中にひっそりと、またはやたらに広い空き地であったり、藪に包まれていたりします。
想像の羽根を伸ばせば想いは無限となる。共同ポケットの得意とするところ、きょうは本橋さんが来てくださったからこその同志も一緒ですから、大いに光を当ててみたいと思いました。
相変わらず、テレビカメラは本橋さんを離しません。
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本橋さんが来られるならと、かつて本橋さんが頻繁に通った山本作兵衛さんのご自宅があった場所へ、お孫さんの緒方惠美さんが案内してくださいました。
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田川市弓削田の住宅地の細い道をくねくねと入っていくそうです。今は建物はなく、更地になっていますが、昔のままの位置に井戸があり、作兵衛さんが大事に植えたという水仙があちこちに増えて咲いていました。
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おじいちゃん子だった緒方さんは、作兵衛さんとの思い出をとても大切にしてらっしゃいます。
しょっちゅうここにきては、土いじりをしているそうです。
土を掘り返すと、当時、作兵衛さんが飲んだであろうお酒の蓋や茶碗の欠片、細工した針金など、生活をしのばれるものがいろいろと出てくるとか。
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懐かしいな。玄関はこっちだったっけ?
本橋さんも感慨深げでした。
恵美さんがぜひにと用意した桜の苗木を本橋さんに植えてもらいました。
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毎年ここで花見が出来たら素敵だね!
たちまち夢が膨らみ、作兵衛さんが花咲爺さんに思えてきました。
これでまた、本橋さんと田川を結ぶ未来ができたようです。
緒方さん、素敵な思いつきをありがとうございます。
そして私たちのためには、きょうの思い出にと球根も掘ってくれていました。
共同ポケットの事務所には庭があります。作兵衛さんちの水仙をぜひとも咲かせてみたいです。

つづく