現役映画看板絵師・篠原光雄さん祝87歳!
きょうは、福岡県田川市在住の現役看板絵師、篠原光雄さんの87回目のお誕生日です!
先日、工房にお邪魔したら、もうこれが最後、ずっと描きたかった人生最高の映画じゃと言って往年の名画「風と共に去りぬ」のポスターを描いた新作を見せてくださいました。
どうですかこの冴え渡る筆ヂカラ。
もう描く気力がない!と会うたびに仰います。けれど、その後に一緒にいったカフェにて西部劇のポスター集に大興奮。
また描きとうなったと笑っておられました。
篠原さんはまさしく筑豊の、いや日本の宝。
終戦時は、16歳。特攻隊として出撃訓練中でした。ずっとずっと元気でいて頂きたいといつも願っています。
2014年に福岡市で開催したチクホウフォーカスでは、舞台上で田中健さんと軽妙なトーク。いつもユーモアを忘れない素敵な方なんです。
昨年、田川市でのチクホウフォーカスでは、石炭歴史博物館の玄関に掲げるための3メートル角の大看板をわずか一週間ほどで仕上げてくださいました。
山本作兵衛さんが祝杯をあげているような笑顔のポートレイト(撮影・本橋成一氏)を、皺の一本一本、素晴らしい筆致で再現してくださいました。
映画愛好会の皆さんと記念写真
田川市に昭和34年に作られた大型映画館ターミナル会館のオープンに合わせ福岡市から田川に移住して以来、ずっとこの地に暮らしていらっしゃいます。
昭和の終わりに閉館となったターミナル会館は、今はバスターミナルとしてひっそりと建っています。
もう一度、篠原さんの素晴らしい看板をターミナル会館に掲げたい!
それが今の共同ポケットの夢です。
新春企画・博多雑煮と筆遊び会開催リポート
大寒波襲来の予報が流れる日曜日、ギリギリまで開催を悩みましたが、楽しみにしています!とのお声に背中を押され、決行させていただきました。
当日の朝、予報どおりの銀世界。急遽キャンセルも承知で、共同ポケット、力を合わせ、かなりの重量の道具類をなんとか会場に運び込み、ご参加表明の皆さまの安全を祈りながら、待ちました。
本日の会は、書家としても活動する青木と、相方、山本が初代管理人として立ち上げに関わった博多のリノベーションミュージアム冷泉荘を会場とし、そのご縁で親しくさせて頂いている冷泉荘の食道よこちょうさんとの初のコラボ企画となりました。
雪の中、ありがたいことに、電車やバス、タクシーを乗り継いだりして集まって下さった参加者の皆様。
こんな日にここでお会いできたこと、こんな日に墨をすり、無心に筆をとること、1年の始まりの特別な時間がより良いものになるよう祈りを込めて、教室スタートです
普段、ハガキサイズの作品を作ることの多い青木は、皆さんにより華やかな作品にしてもらいたいと、事前に色とりどりの色模様を入れたオリジナルはがきを持参しました。
この一年をイメージした漢字を書いていただくのですが、まずはそれぞれの気分にあったハガキを自由に選んでいただきました。
続いて、大判の和紙に自由に筆慣らし。なるべく手首をあげて腕を楽にして小筆を動かせるよう、定番の、のの字練習から。
みなさん大変熱心!
山本も、この後に雑煮を用意いただくよこちょうさんも加わり、楽しいお喋りも弾みながら、よき時間が流れました。
どんな漢字を書こうかなーとあれこれ約1時間ほど頑張って、お腹が空いた頃に、二階にある、食道よこちょうさんへ移動。
あご出汁のいい香りが漂う、よこちょうさんの厨房から、なんとも美しい博多雑煮が運ばれてきました!
生粋の博多っ子で笑顔が素敵な大将。博多雑煮には欠かせない、鰤やかつお菜をこの日のために仕入れ、週に一度のお休みの日にもかかわらず、出汁や具材にこだわったまさにプロの味を披露してくださいました。
頑張ったご褒美に早くもひとりピース!
いやー体中に染み渡る美味しさでした。
さて、続きを頑張りましょう!
よこちょう大将も、実は、子供の頃から書道に親しんだ達筆な方。
午後からは、いよいよ、それぞれの作品づくりの仕上げに入ります
お雑煮効果もあって、みなさんの創作意欲むくむく。
色模様とうまく溶け合った素敵な作品が続々と生まれ始めましたよ
神代さんという、有難いお名前を持つこの方、神代家の守神になるべく、いろんなアドバイスを取り入れて下さり、こんな感動的な作品に!
落款の代わりに、遊びで用意したデコシールも好評。
それぞれにサインを入れ、4種類の中から気に入った額に入れていただき、ハイ!
皆さんほんとうに、それぞれの雰囲気に合った素敵な作品が出来ました。
最後にみんなで記念写真です!
こんな日だからこそ、感動もひとしお。
参加者の方の作品にもありましたが、まさに今という時を共有できた素晴らしい1日になりました。
ご参加頂いた方、ご協力下さった方、今回は行けなかったけど、次回はという方、関心を持って下さった方、みなさんに感謝します。
よこちょう大将の作品は特別に2作仕上がりました。
控えめにトイレでご披露!
遊びココロを大切に、オンとオフをきっちりと生きる粋な博多の料理人です。
山笠の時期は恵比須流にご注目。
冷泉荘二階の食道よこちょうさんの和食を是非味わいたい!という方はどうぞご予約お願いします。
青春の門カレンダー発送について
たくさんのご注文誠にありがとうございます。
1月4日、午前中までご入金を確認させて頂き、発送した分までで在庫が全て終了しました。
それ以降のご注文、ご入金のお客様分はただいま増刷で対応中です。入荷まで今しばらくお待ちください。ご入金いただいた順に発送しております。何卒ご了承ください
1月4日、午前中までご入金を確認させて頂き、発送した分までで在庫が全て終了しました。
それ以降のご注文、ご入金のお客様分はただいま増刷で対応中です。入荷まで今しばらくお待ちください。ご入金いただいた順に発送しております。何卒ご了承ください
大好評!「青春の門」カレンダーは在庫が終了しました
謹んで新年のお慶びを申し上げます
予想以上の反響を得て、作成した100部の在庫分すべて売り切れてしまいました。
それでもたくさんのご注文を頂いておりますので、急遽、増刷をすることにしております。
何部の追加になるかは、印刷会社の営業を待ってからのことになりますので、ただいま
ご予約を受け付け中です。
昨年、年内にご注文、ご入金を確認させていただいた皆様に関しては、大晦日までに
ゆうメールでの発送を終えております。
年明けに入金確認となった方を含めて、遅くとも今月中にはお届けできるように作業を進めてまいりますのでどうぞご了承ください。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
「青春の門」イメージカレンダー2016好評発売中
10月開催のイベントのために特別に作った限定100部のみの記念品です。
ただいま、電話やメールにて注文を次々といただいております。
大変ありがたいことです。心より御礼申し上げます。
年内発送を目指しておりますが、作業が追いつかず、発送は年明けになる可能性もありますが、何卒ご了承ください。
ご注文はこちらのページからお願いします
青春の門を巡るトークセッション①
3時間の超大作を観る上映会が無事終了。
休憩を挟み、午後4時15分より第2部がスタートしました。お客様の中には夕方からも上映があると思われた方もいたようです。
チラシには、明記していたつもりですが、なんせ、映画が3時間ありますから、一日二回上映は無理ですし、映画とトークイベントをセットにするのも、かなりの覚悟でした。
昨年、福岡市で開催したときには、2日間に分けたのです。
1日目が上映会、2日目が田中健さんとの夕べ。トークだけでなく、健さんのライフワークでもある、ケーナ演奏の音楽ライブをセットにしました。
そんな経緯を経ての今年、地元開催にあたり、1番力を注いだのはトークイベントのゲスト選定と、演出です。
昨年と同じようになるのもどうかと思い、地元の方々にさらに興味を持ってもらえるよう考えました
第2部の開幕にはオープニングアクトとして、糸田町の子供達による実力派太鼓集団、和太鼓たぎりの皆さんに登場して頂きました。
青春の門をイメージしたオリジナルの演目で全国大会にも出るとのことで、せっかくの上映会を盛り上げたいと先方よりお声掛け頂きました。
ご登壇いただくゲストの皆さんにも楽しんでいただきたいと、まずは客席に座っていただいた状態からスタートしました。
子供達による気迫の和太鼓は見事で、一気にテンションアップ!
続いて、用意していた3本のスペシャル映像を流しました。
まずは公開当時の予告編映像3分、なんと音声が出ないというトラブル。急遽、解説を入れながら紹介
次に香春町観光協会事務局長で、土地の歴史の今昔を伝える写真集の編纂経験もある、桃坂豊さんとの共作で、映画に登場したシーンと現在の様子を対比させた約20枚ほどのスライドショーを流しました。こちらもその場でお喋りをいれながら。
客席後方の桃坂さんに合図を送りつつ、画面をすすめましたが、これがとても見応えがあったと評判になりました。桃坂さんこだわりの画角が決め手。なんらかの形でまたお披露目できれば幸いです。
たとえば、映画の中の重蔵がタエを迎えに行くシーン
撮影が行われた現在の田川市栄町の様子
最後のスペシャル動画は、青春の門でデビューした、今や日本を代表する大女優、大竹しのぶさんからのビデオメッセージです!
昨年からコンタクトを取り続け、昨年はメールでお言葉を、そして今年は、ビデオメッセージを頂戴することに成功しました。
いただいた4分ほどのインタビュー動画をノーカットで使用し、冒頭や途中に織江のシーンを挟んだりしながら、心を込めて編集させていただきました。
本当は、ゲストとして来て頂きたかったのですが、なかなかスケジュールが合わず、、断念。
仲代達矢さんからも同様に、残念ながらのお手紙をいただきました。また、吉永小百合さんに想いを寄せていらっしゃる方も大変多く、なんとかしてコンタクトをとギリギリまで粘った結果、開催1週間前に、新作映画を制作中の松竹さんを通して連絡がつき、開催を祝う直筆メッセージが届いたのでした!
今回、出演者の方々ともここまで交流が広げられたこと、大きな成果となりました。
休憩を挟み、午後4時15分より第2部がスタートしました。お客様の中には夕方からも上映があると思われた方もいたようです。
チラシには、明記していたつもりですが、なんせ、映画が3時間ありますから、一日二回上映は無理ですし、映画とトークイベントをセットにするのも、かなりの覚悟でした。
昨年、福岡市で開催したときには、2日間に分けたのです。
1日目が上映会、2日目が田中健さんとの夕べ。トークだけでなく、健さんのライフワークでもある、ケーナ演奏の音楽ライブをセットにしました。
そんな経緯を経ての今年、地元開催にあたり、1番力を注いだのはトークイベントのゲスト選定と、演出です。
昨年と同じようになるのもどうかと思い、地元の方々にさらに興味を持ってもらえるよう考えました
第2部の開幕にはオープニングアクトとして、糸田町の子供達による実力派太鼓集団、和太鼓たぎりの皆さんに登場して頂きました。
青春の門をイメージしたオリジナルの演目で全国大会にも出るとのことで、せっかくの上映会を盛り上げたいと先方よりお声掛け頂きました。
ご登壇いただくゲストの皆さんにも楽しんでいただきたいと、まずは客席に座っていただいた状態からスタートしました。
子供達による気迫の和太鼓は見事で、一気にテンションアップ!
続いて、用意していた3本のスペシャル映像を流しました。
まずは公開当時の予告編映像3分、なんと音声が出ないというトラブル。急遽、解説を入れながら紹介
次に香春町観光協会事務局長で、土地の歴史の今昔を伝える写真集の編纂経験もある、桃坂豊さんとの共作で、映画に登場したシーンと現在の様子を対比させた約20枚ほどのスライドショーを流しました。こちらもその場でお喋りをいれながら。
客席後方の桃坂さんに合図を送りつつ、画面をすすめましたが、これがとても見応えがあったと評判になりました。桃坂さんこだわりの画角が決め手。なんらかの形でまたお披露目できれば幸いです。
たとえば、映画の中の重蔵がタエを迎えに行くシーン
撮影が行われた現在の田川市栄町の様子
最後のスペシャル動画は、青春の門でデビューした、今や日本を代表する大女優、大竹しのぶさんからのビデオメッセージです!
昨年からコンタクトを取り続け、昨年はメールでお言葉を、そして今年は、ビデオメッセージを頂戴することに成功しました。
いただいた4分ほどのインタビュー動画をノーカットで使用し、冒頭や途中に織江のシーンを挟んだりしながら、心を込めて編集させていただきました。
本当は、ゲストとして来て頂きたかったのですが、なかなかスケジュールが合わず、、断念。
仲代達矢さんからも同様に、残念ながらのお手紙をいただきました。また、吉永小百合さんに想いを寄せていらっしゃる方も大変多く、なんとかしてコンタクトをとギリギリまで粘った結果、開催1週間前に、新作映画を制作中の松竹さんを通して連絡がつき、開催を祝う直筆メッセージが届いたのでした!
今回、出演者の方々ともここまで交流が広げられたこと、大きな成果となりました。
青春の門田川集会 大入御礼
昨年の福岡市初開催に続き、今年初めより準備してきた田川集会。会場は田川で一番大きい、文化センター1200人の大ホール。
昨年は500席の半分くらいの集客だっただけに、果たしてどれぐらいの方に来て頂けるか、その日を迎えるまで不安で不安で、落ち着きませんでした。
東京からのゲスト3名にも喜んで頂きたい、田川市長をはじめ、この作品に想いを寄せる地元の方々、そして福岡市や周辺からも映画好きが集まり、とにかくみんなで楽しめる、記憶に残る一日をどう演出するか、いろいろと頭を悩ませてきました。
そして迎えた10月12日の祝日。
11時の開場前から、待ちきれないお客様がポツリポツリ。。
合間に飲食ができるようにと、地元のお店にも集まっていただき、グッズやお菓子などのお土産店も開きました。
ロビーでは、田川映画愛好会が誇る貴重な映画資料を展示。
篠原さんの絵看板はやはり圧巻です。
12時半の上映開始。
1200席になんとびっしりとお客様。鳥肌が立ちました!
たくさんの方々がお声掛けし合い、チケットを広めてくださったことが、目に見えた形となりました。嬉しかったです!
いろんな司会をしますが、この企画の進行には、まったく原稿を必要としませんでした。何度も何度も練り上げた企画が実った、その日の言葉は、只、喜びと感謝と共に、自ずと、次々とあふれ出てきました。
座席の皆さんの笑顔が輝いて見え、幸せでした。
さて、上映3時間強。相変わらず長い!けれども、つい引き込まれ、何度見ても新鮮な気持ちになります。
休憩をはさみ、第二幕のトークショーは16時15分より、定刻にあけました。
夕方にかかるし、長時間となるので、一部で帰ってしまう方も多く見られましたが、仕方ない。こうするより他はなかったので、祈るような気持ちでした。
昨年は500席の半分くらいの集客だっただけに、果たしてどれぐらいの方に来て頂けるか、その日を迎えるまで不安で不安で、落ち着きませんでした。
東京からのゲスト3名にも喜んで頂きたい、田川市長をはじめ、この作品に想いを寄せる地元の方々、そして福岡市や周辺からも映画好きが集まり、とにかくみんなで楽しめる、記憶に残る一日をどう演出するか、いろいろと頭を悩ませてきました。
そして迎えた10月12日の祝日。
11時の開場前から、待ちきれないお客様がポツリポツリ。。
合間に飲食ができるようにと、地元のお店にも集まっていただき、グッズやお菓子などのお土産店も開きました。
ロビーでは、田川映画愛好会が誇る貴重な映画資料を展示。
篠原さんの絵看板はやはり圧巻です。
12時半の上映開始。
1200席になんとびっしりとお客様。鳥肌が立ちました!
たくさんの方々がお声掛けし合い、チケットを広めてくださったことが、目に見えた形となりました。嬉しかったです!
いろんな司会をしますが、この企画の進行には、まったく原稿を必要としませんでした。何度も何度も練り上げた企画が実った、その日の言葉は、只、喜びと感謝と共に、自ずと、次々とあふれ出てきました。
座席の皆さんの笑顔が輝いて見え、幸せでした。
さて、上映3時間強。相変わらず長い!けれども、つい引き込まれ、何度見ても新鮮な気持ちになります。
休憩をはさみ、第二幕のトークショーは16時15分より、定刻にあけました。
夕方にかかるし、長時間となるので、一部で帰ってしまう方も多く見られましたが、仕方ない。こうするより他はなかったので、祈るような気持ちでした。